下肢静脈瘤 | 武蔵村山さいとうクリニック

武蔵村山さいとうクリニックのサイトへようこそ

法人総合サイトへ

下肢静脈瘤

日帰り手術とは

下肢静脈瘤

脱腸(鼠径ヘルニア)

腫瘍切除・ポリープ切除

 

下肢静脈瘤とは

足の血管がこぶのように膨らんだ、足がつる、むくむ、疲れやすい、皮膚が変色した、かゆい・・・これらは下肢静脈瘤の症状です。

下肢の血液は、足の運動によって心臓に戻っていきます。また静脈には、血液の逆流を防ぐための弁がついていて、血液が重力に負けて下へ引かれ逆流しないようにくい止めています。この逆流防止弁は、足の付け根や膝の裏など、太い静脈血管の合流部で壊れやすく、これが原因で血液は逆流し、足の下の方に血液が溜まり、静脈がこぶのように膨らむのです。

原因はさまざまで、立ち仕事(理容師、美容師、調理師、エレベーター内勤務、店員など)、妊娠、肥満、便秘、民族(白人に多い)、遺伝、衣服(コルセットやガードル)、肺疾患、アルコール、食生活、女性に多い(男性3に対して女性7の割合)などと言われています。  

足が重たい、つりやすい、むくむなどの症状に要注意

足が重たい、つりやすい、むくむなどの症状に要注意 静脈血は老廃物をたくさん含んだ酸素の少ない血液。これが足にとどまることにより、足のだるさやかゆみ、湿疹が出やすくなるほか、放置すると色素沈着や難 治性の潰瘍にいたることもあります。長時間の立ち仕事や妊娠などを機に発症することが多く、当クリニックでは男性と女性で1対5の割合で女性患者様が多くを占めます。
壊れた弁は“百害あって一利なし”で、下肢静脈瘤は進行していく病です。足のだるさやひどいむくみ、血管が気になってスカートがはけないなど、お悩みの方はお早目の治療をお勧めします。

当院ではストリッピング手術および硬化療法を行っています

ストリッピング手術とは

ストリッピング手術とは、下肢静脈瘤に対する最も根治的な治療法です。
下肢静脈瘤の原因である弁不全静脈(傷んでいる血管)を外科的に除去する治療法です。
超音波検査で逆流のある範囲を確認し、その範囲だけの傷んだ静脈を抜去します。なお、傷んだ血管を取り除いても問題はありません。
膝下と太ももの付け根の溝の内側に数cm小切開し、ストリッピングワイヤー(細い針金)を挿入し、TLA麻酔で痛みと出血をコントロールした状態で傷んだ静脈のみを取り除きます。
なお、ストリッピング手術は概ね1時間以内に終了します。
ストリッピング手術後は手術をした足全体に弾性包帯を巻きます。数日後に包帯をはずし、弾性ストッキングに履き替えます。ストリッピング手術直後から日常の生活は可能です。

※ 激しい運動や旅行などは概ね1週間後の診察を受けてからとなります。
ストリッピング手術は、逆流のある血管だけを取り除くという治療ですので、再発の可能性は低い治療法です。
ストリッピング手術後に残った静脈瘤は徐々に退縮して目立たなくなっていきます。

硬化療法(こうかりょうほう)とは

硬化療法とは、硬化剤という薬剤で下肢静脈瘤を治療する方法です。
硬化剤を注射した後、皮膚の上から圧迫し、血管の内側を接着させて患部の静脈を閉塞(へいそく)させます。
完全に閉塞した静脈は徐々に小さくなり、最後には組織に吸収されて消えてしまいます。
病気の静脈を閉塞させると、血液は正常な静脈を流れるようになり、症状が改善します。

治療の注意事項

食事について

治療前日・当日の食事制限や飲水制限はありません。

清潔について

治療後は医師の許可が出るまで入浴できません。
治療前日に入浴しておきましょう。

治療当日

硬化療法後は包帯を巻きます。ゆとりのあるズボンや長めのスカートを着用して来てください。ヒールの高い靴やサンダルは履いて来ないでください。
硬化療法終了後、30分くらい歩行(散歩)のため外出していただき、止血や疼痛の確認をいたします。

圧迫

硬化療法で最も大事なことは治療した部位の圧迫です。圧迫には弾性(だんせい)包帯や弾性ストッキングを使用します。圧迫が不十分だと、周りから血液が入ってきて、静脈瘤が再び膨らんでしまいます。特に治療後早期の圧迫が大切です。硬化剤の注射を受けたら、医師の指示に従って弾性包帯による圧迫を継続してください。(通常は治療した日も含めて2日間は弾性包帯を巻いたままにしておきます)。その後も治療が完了するまでは、寝るとき以外は弾性ストッキングを着用する習慣をつけてください。

運動

治療期間中は特に安静を保つ必要はありません。むしろ適度に歩いた方が下肢の血管循環はよくなります。

立ってじっとしている姿勢が一番よくないので避けてください。
やむを得ず立ち仕事をする際には、ときどき足首や膝の屈伸運動を行ってください。

 

硬化療法後の合併症

しこり

硬化剤を注入した部分に、しこりができることがあります。
一般に治療後2、3週目頃でしこりが最も目立ち、その後徐々に小さくなります。
普通は2、3ヶ月であまり気にならない程度に縮小し半年くらいで完全に消えますが、元の静脈瘤が大きいと1年以上かかることもあります。

色素沈着

硬化療法を行った部位が、血管に沿って茶褐色になることがあります。
治療後2、3ヶ月で最も目立つことが多く、消えるのには1年以上かかることも珍しくはありませんが、あとが残ることは滅多にありません。

静脈炎

治療後2、3週間、ときに2、3ヶ月経ってから固まった静脈瘤に一致して赤く腫れて、ひりひり、ずきずき痛むことがあります。これは血栓性静脈炎を起こしたためです。いずれ治まるので心配はありません。早く治すには内服薬・塗り薬が有効であるため、そのような症状が出た場合には早めに外来を受診してください。

皮膚壊死

高い濃度の硬化剤が血管の外に漏れた場合、皮膚壊死を起こす可能性があります。
硬化療法を行った場所が青黒くなったり、痛みが強い場合には、すぐに受診してください。

Q&A